Home > ニュース > 経済IT  > 三菱重工:発電用ガスタービン部品の中国生産を開始
三菱重工:発電用ガスタービン部品の中国生産を開始
2005年 9月 10日9:05 / 提供:

 三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)は、中国の三大重電機器メーカーの一つである中国東方タービン工場(以下、東方タービン、四川省徳陽市)との合弁により2004年に設立したガスタービン部品の製造・販売会社の工場が9日完成し、現地生産を開始したと発表した。

 新会社の名称は「三菱重工東方ガスタービン(広州)有限公司(Mitsubishi Heavy Industries Dongfang Gas Turbine (Guangzhou) Co., Ltd.)」。総資本金は27億円で、出資比率は三菱重工が51%、東方タービンが49%。敷地面積は約7万平方メートル、建屋は約1万平方メートル。

 三菱重工は、まず、M701F型およびM701D型ガスタービンの燃焼器のコーティング技術を供与し、その後順次、タービン動翼および静翼の製造技術を供与する。この技術移転により、合弁会社によるガスタービンの主要部品である燃焼器、タービン翼などの製造・販売、運転後の補修・メインテナンス事業を行なう予定。

 当面は、ガスタービン用の燃焼器および動翼・静翼のコーティング設備を稼働させ、最終的には燃焼器、動翼・静翼の加工ラインおよび補修ラインを整備する。従業員数は当初100人規模で、今後、事業の拡大に合わせ200人規模まで増員する予定。