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(中国焦点)中国の高速鉄道、海外進出「第一弾」はメキシコへ
2014年 11月 4日17:29 / 提供:

 【新華社北京11月04日】北京時間11月4日未明、メキシコ通信・交通部は、中国鉄道建設股份有限公司(以下、中国鉄道建設)を筆頭とする国際連合体がメキシコ国内の初の高速鉄道となる「メキシコシティー-ケレタロ高速鉄道」プロジェクトを落札したと発表した。これは中国企業が海外で設計し、建設を請け負い、すべてに中国基準と装備を採用した時速300キロで走る初の高速鉄道で、中国高速鉄道の「海外進出」が真の意義で実現した「第一弾」と言える。

 メキシコの現時点で最大のインフラプロジェクトとして、首都メキシコシティと3番目の都市ケレタロを結ぶ高速鉄道は全長210キロ、設計時速300キロ、複線・電化式、レールに砕石を使用するバラスト軌道で、建設期間は40カ月の予定だが、運営メンテナンス技術サービスの過渡期60カ月を含む。契約金額は約44億ドル。

 この高速鉄道列車の制御システムなどのコア技術はいずれも中国高速鉄道の一連の技術を採用し、すべては中国が設計、施工、設備を提供し、運営する。中国鉄道建設連合体は今後、プロジェクトの設計、施工、装備の製造、取り付け、デバッグ及び運営メンテナンスサービスを請け負う。

 2008年から中国初の高速鉄道を運営して以降、インフラ、装備の研究開発にしても、運営距離にしても、中国高速鉄道はいずれも世界のトップクラスであり、中国企業も豊富な経験と技術を蓄積してきた。

 中国鉄道建設の総裁代理兼中国鉄道建設国際グループの卓磊会長は、次のように表明した。中国鉄道建設は中国国内で多数の建設プロジェクトに参画しており、標高の高い地域から高地の極寒地域、熱帯地域に至るまで、豊富な建設経験がある。同時にトルコの「アンカラ-イスタンブール高速鉄道」を含め、海外で前後して十数を超える鉄道基盤建設プロジェクトに参与している。