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PPPだけで中・米の経済実力は評価できない
2014年 10月 10日14:51 / 提供:

 IMF・国際通貨基金のラガルド専務理事は、9日、「PPP・購買力平価を基準にすれば、今年、中国はアメリカを越えて世界第1位の経済大国になるが、1つの国の実力は、総合的な要素で評価すべきだ」と指摘しました。

 この日に開かれたIMFと世界銀行の年次総会の記者会見で、ラガルド専務理事は、「一連の総合的な要素から、初めて1つの国の経済の安定性と将来性を評価できる。PPPを見ると、中国経済の存在感は増しているが、1人当たりのGDPから見ると、中国は依然として後れている」と指摘しました。

 IMFが発表した最新データによりますと、PPPを基準にすると、2014年アメリカの経済規模は17.4兆ドル、中国は17.6兆ドルになるということです。(任春生、keiko)暮らし・経済へ