中国国務院の汪洋副首相は13日にマカオで開かれた「第8回アジア太平洋経済協力（APEC）観光閣僚級会議」の開幕式に出席し、『アジア太平洋観光の協力と発展の新未来を共に切り開こう』と題した講演を行いました。

　汪副首相は、「『APEC観光戦略計画』を継続的に実施し、エリア観光マーケットを拡大し、アジア太平洋観光協力に新たな道標を樹立させること。また、観光業の他の産業との融合を促し、旅行業の情報化やスマート化を強化し、観光業が経済をリードする新たな時代を切り開くこと。そして旅行ビザの便宜化、商品通関、インフラ施設の連携化などの問題について深く討論し、地域経済一体化に新たな原動力をもたらすこと。さらに付加価値が高く、操作性が強く、影響力の強い協力成果を生みだし、今年のAPEC首脳会談に充分な基礎を築き上げること」という観光協力のレベルを更に引き上げるための4つの要望を述べました。

　汪副首相は12日午後に会議に出席したメンバー国の経済団体代表および一部の国際組織代表と共同会見を開きました。

　また、マカオ滞在中、汪副首相は中国人民政治協商委員会の何厚鏵副主席とも会談しました。