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西沙諸島が中国領であることに争う余地はない
2014年 6月 10日9:51 / 提供:新華経済

 

 中国紙・北京晨報は9日、「西沙諸島が中国領であることに争う余地はない、ベトナムの地図が中国の主権を認めている」と題した記事を掲載した。

 中国は最も早く西沙諸島を発見し、最も早く管轄下に置いた国である。北宋(960年~1126年)時代にはすでに管轄下にあり、当時の王朝が海軍を派遣して同海域をパトロールしていたことが分かっている。1909年、清政府の李准・広東水師提督は軍を率いて西沙諸島を視察、永興島(ウッディー島)に旗を掲げ、大砲を鳴らして主権を示し、1911年、中華民国政府は西沙諸島および付近の水域は海南島崖県の管轄に属すると宣言している。

 1974年まで、ベトナム政府は西沙諸島の主権が中国にあることに異議を唱えたことはなかった。政府の声明、覚書、新聞、地図、教科書のいずれでも西沙諸島は古来中国領であると正式に認めていた。1972年5月、ベトナムの測量当局が作成した「世界地図集」にも中国の名称で西沙諸島が表記されている。1974年にベトナム教育出版社が出版した普通学校9年生の「地理」の教科書にも、中華人民共和国の章で「南沙、西沙の各島から海南島、台湾島、澎湖諸島、舟山諸島・・・これらの島は弓形に連なっており、中国大陸を守る『長城』の役割を果たしている」と記載されている。