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西沙諸島観光年内開放 主権宣誓に有利
2012年 4月 5日16:22 / 提供:チャイナネット
西沙の風景 モルジブに匹敵

国家観光局は現在、海南省及び国家関連部門と積極的に西沙諸島の観光を推進している。西沙諸島はまもなく、一般の旅行客に対してもその神秘のベールを脱ぐことになるだろう。

西沙諸島は海南島の東南、北回帰線よりも南に位置しており、自然に恵まれた島は希少価値の高い美しい風景を見せてくれる。海南観光発展委員会劉小剛副主任は、年内に西沙諸島を通る海洋観光路線の開通を実現したいと話している。第一歩が西沙諸島の観光を実現することで、続いて海南島付近の無人島の観光開発に入る。

現在、西沙諸島に向かう航路は既に確定しており、海口・三亜を通って西沙諸島の北の沖及び付近の島嶼に到着する「椰香公主号」クルーズによる運行となる。

軍事専門家の尹卓氏は「最初に発見し命名」「最初に経営開発」「最初に管轄権・主権を行使」という従来の国際法の「先占原則」に従えば、「観光開発が経営開発の一部分であり、特にこのような観光船の運航は、当然、我々の主権を表明するものであり、西沙諸島における我々の存在を確固たるものにする上で大いに有益である」と述べた。

西沙諸島はモルジブに負けず劣らずの素晴らしい風景を有する中国南海主要四大諸島の一つである。西沙諸島は北回帰線以南にあり、豊富な雨量により島嶼付近の海水は通年の温度差が小さい。恵まれた自然条件が西沙諸島の独特の景観を生み出し、諸島最大の島嶼である永興島に上陸すれば、熱帯の植物園に入ったような気分になる。西沙諸島に生息している鳥類は40種、6万羽以上で、ここは「鳥の天国」としても名高い。幾千幾万もの鳥たちが一日中木々や空を飛び交い、別世界のような光景を目にする事ができる。

西沙諸島は大陸から遠く離れているため、訪れる人も少なく、砂浜の砂は自然のままで、清らかな海水には数キロにも渡る珊瑚礁が広がる。海水の視界が最大40メートル以上の場所も存在するほど透き通っているのだ。西沙諸島でダイビングと釣りは2大レジャーである。ダイビングをすれば美しい海底の光景を見る事ができ、魚と一緒に泳ぐことも夢ではない。海には無数の魚が泳いでおり、西沙諸島の海は海水と魚が半分半分だと言う人もいるほどだ。

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