Home > ニュース > 国際  > 国際メディア、習近平主席の発表した『中米の新型大国関係の構築に努力する」演説に注目
国際メディア、習近平主席の発表した『中米の新型大国関係の構築に努力する」演説に注目
2014年 7月 10日15:17 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京7月10日】習近平主席は9日、北京で第6ラウンド中米戦略経済対話と第5回中米人文交流ハイレベル協議の共同開幕式に出席し、また『中米の新型大国関係の構築に努力する』というテーマの式辞を発表した。国際の主要メディアは式辞で放出した「協力を堅持し、対抗を避け、両国に幸福をもたらし、兼ねて天下を善くす」のシグナルに対して充分な報道を行っており、これは新しい情勢下で中米関係の発展に指針となる意義を備えたものだとみなしている。

 AP通信はこのように報道した。中国の習近平国家主席は中米戦略経済対話の開幕式の式辞で、中米の経済総量は世界の3分の1を占め、人口は世界の4分の1を占め、貿易総量は世界の5分の1を占めており、両国の利益が深く溶け合っている。中米両国は協力すれば双方に利益をもたらし、戦えば共に損失をもたらすということを歴史と現実が表明している、と述べた。習主席の発言は米国のケリー国務長官やルー財務長官、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の高い賛同を勝ち取った。たとえそうであっても、双方が今回の対話の中の一連の問題について「困難な妥協」に達することができるかどうかは、人々に注目されている。

 ロイター通信はこのように報道した。中米両国の指導者は年次の戦略経済対話で、両国は互いの相違と食い違いを管理 コントロールする必要があると表明している。中国の習近平国家主席は、中米の協力は両国と世界に有利な大事を行うことができるが、対抗は両国と世界にとっては間違いなく災難だろうと表明している。米国のオバマ大統領も書面での式辞の中で、米国が「協力」と「食い違いを建設的に管理」を米中の新型関係の基調とさせることを決意したと強調している。

 AFP通信はこのように報道した。習近平主席は中米戦略経済対話で、中米の対抗は両国と世界にとって間違いなく災難で、広い太平洋には米中二つの大国を収容する十分な空間があると述べた。米国のオバマ大統領の書面による式辞は習主席の話に呼応している。オバマ大統領は、中米はそれぞれの問題について見解がみな一致しているのではなく、これはなぜ我々が共通の挑戦、責任、利益をめぐって疎通やつながりを作り上げ、率直に食い違いを処理するのを必要としているかということでもあると述べている。

 ノーボスチ ロシア通信社はこのように報道した。中米戦略経済対話はすでに両国が二国間関係やグローバルな問題を討論する最も重要なプラットフォームとなっている。ネットワークセキュリティ、南海の領土紛争や人民元の為替レートは今回の対話の焦点だ。2日にわたる対話では中米間の食い違いや不信任を徹底的に取り去るのは難しいが、対話は両国に理解を増進させることができ、結局は中米関係は世界で最も重要な一組の二国間関係で、双方は共通の責任を背負っている。

 韓国 聯合ニュース社はこのように報道した。北京で行われた年次のハイレベル対話で、中米の指導者は、両国は食い違いを管理 コントロールし、衝突を避ける必要があると表明している。中国の習近平国家主席は式辞の中で、米中両国は協力すれば双方に利益をもたらし、戦えば共に損失をもたらす。両国は互いに尊重し、平等に待遇せねばならないと述べた。米国のオバマ大統領は書面での式辞の中で、米国は引き続き実務協力の強化および建設的管理の食い違いを通して、中国と共に新型の大国関係を構築してゆくと述べている。インドの「 デイリー ニュース アンド アナリシス( Daily News and Analysis )」紙はこのように報道した。北京で行われた今回の対話は、世界最大の2つの経済体が数ヶ月以来、双方が一連の問題に関する争いをめぐって誘発した緊迫状態を管理するのに一つのチャンスを提供した。中国の習近平国家主席は対話の開幕式で、中米の対抗は両国と世界にとって間違いなく災難で、双方は互いに尊重し、平等に待遇し、互いの主権と領土保全を尊重し、互いの発展の道に対する選択を尊重せねばならないと強調している。

 

関連記事