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ロシア外務省、「国連のウクライナ人権報告書は一方的だ」
2014年 6月 19日14:48 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 ロシア外務省のルカシェビッチ報道官は18日、国連人権高等弁務官事務所が発表したウクライナ人権報告書について、「記述は一方的なもので、ロシアは遺憾である」と明らかにした。

 国連人権高等弁務官事務所は18日にジュネーブで報告書を発表し、「過去1カ月、ウクライナ東部地区の公共秩序が乱れ、様々な暴力行為が急増し、ウクライナ政府が部隊を派遣して東部のドネツィク州とルハーンシク州の武装勢力と交戦した。この衝突で現地住民の死傷者が多数出た」などとした。

 ロシア外務省オフィシャルサイトの発表によると、ルカシェビッチ報道官は同日、「国連人権高等弁務官事務所の発表した報告書は何の根拠もなく、ウクライナ東部で起きた流血衝突の責任をすべてドネツィク州とルハーンシク州の民間武装勢力に押し付けた。このようなやり方は受け入れられない。報告書はウクライナ当局が市民に対する軍事行動を"犯罪行為"として客観的に評価しなかった」と指摘した。

 一方、国連のピレイ人権高等弁務官は同日、ジュネーブで、ドネツィク州とルハーンシク州の武装勢力が直ちに兵器を引き渡し、ウクライナ政府との対話し、地域の平和と和解を実現するよう呼びかけている。

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