Home > ニュース > 国際  >  国連、「すべての人のための持続可能なエネルギー」フォーラムを初開催
国連、「すべての人のための持続可能なエネルギー」フォーラムを初開催
2014年 6月 6日17:27 / 提供:新華網日本語

 【新華社国連6月5日】3日間にわたる初の「すべての人のための持続可能なエネルギー」フォーラムが4日、ニューヨーク国連本部で開幕した。  

 国連の潘基文事務総長、「すべての人のための持続可能なエネルギーフォーラム」の特別代表Yumkella氏および各国政府、商業界、国際組織や民間団体からきた代表1000人あまりが今回のフォーラムに出席した。彼らは各国が「すべての人のための持続可能なエネルギーを実現させる」の各目標の方面で作り出した承諾やとられた行動に対して審議と評価を行い、成功の模範事例や革新的な措置を展示し、各界が一層の行動をとるよう動員し、また今後数十年の世界のエネルギー政策の行方を制定する。

 当日発表された『2014世界の再生可能なエネルギーの現状レポート』はこのように指摘する。これまでの8年間で再生可能なエネルギーの発展政策を支持する新興経済体の数は6倍以上に急増し、2005年の15の発展途上国から今年初めの95カ国まで増加した。世界の再生可能エネルギーの電容量は記録を更新するようなレベルまで上昇し、世界の発電容量の純増量の56%以上を占め、ほとんどが世界のエネルギー消費量の5分の1を満たすことができる。レポートはまた、中国、アメリカ、ブラジル、カナダとドイツが依然として再生可能エネルギーの電容量のトップを占め、うち中国の新たに増加した再生可能なエネルギー電力容量が初めて化石燃料や原子力を上回ったと伝えている。  

 2011年、潘基文事務総長は「すべての人のための持続可能なエネルギー」の提案を始め、世界が2030年に三大目標を実現するよう極力努め、即ち全世界で現代的エネルギーサービスを普及すること、エネルギーの利用率を倍増させることと再生可能なエネルギーの利用率を倍増させることだ。2013年、国連総会は決議を可決し、2014年から2024年までを「すべての人のための持続可能なエネルギーの国連の10年」と定めることを決定した。