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米大統領、米国は欧州に配置する軍事力を拡大する予定
2014年 6月 4日17:10 / 提供:新華網日本語

 【新華社ワルシャワ6月4日】米国のオバマ大統領3日、ワルシャワに到着し、2日間にわたりポーランドを訪問する。オバマ大統領は、ポーランドの首脳と会談を行った後の記者会見で、ポーランドとその他の東欧の盟友の安全保障に対する米国の承諾を再び言明し、欧州に配置する米国の軍事力を拡大する方針を表明した。

 オバマ大統領は同日、ポーランドのコモロフスキ大統領と正式会談を行った。ポーランド大統領府が提供した情報によると、オバマ大統領はコモロフスキ大統領と特に弾道ミサイル防衛システム分野などの両国の軍事協力強化に重点を置いて討論を行った。

 オバマ大統領は会議の後にコモロフスキ大統領と共同記者会見を開き、次のように述べた。ポーランドは米国の世界範囲における最も重要な盟友で、友人の一人であり、ポーランドの安全を保障することは、米国とポーランドの両国関係に共通する礎で、米国の責任でもある。米国は、欧州に配置する軍事力を拡大し、盟友との軍事演習を増加する方針だ。

 オバマ大統領はウクライナ情勢について、ウクライナ暫定政権のポロシェンコ大統領との会談に期待感を示した。オバマ大統領は、 ロシアとウクライナ政府が対話を行うように促し、ロシア側が継続的にウクライナの安定に危機をもたらす措置を講じるならば、西側はロシアに対しより多くの制裁措置を発動する、と述べた。オバマ大統領はまた、米国とロシアが信頼を回復するには「時間が必要だ」と語った。

 オバマ大統領はポーランド訪問期間に、中欧と東欧諸国の国家指導者及びウクライナ暫定政権のポロシェンコ大統領と会談を行い、米国と欧州関係について談話を発表する。米国のライス大統領補佐官(国家安全保障担当)は、オバマ大統領はウクライナ民衆と政府に支持を表明するとともに、東欧の同盟国の安全保障に対する米国の「揺らぐことのない」承諾を再び言明する、と述べた。