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中国、国連事務総長に『京都議定書』のドーハ?ラウンド改正案の受入書を寄託
2014年 6月 4日9:51 / 提供:新華網日本語

  【新華社国連6月3日】中国の王民・国連常駐副代表は2日国連事務総長に中国政府が『京都議定書』のドーハ・ラウンド改正案を受け入れた受入書を寄託した。

 『京都議定書』のドーハ・ラウンドの改正案は2012年12月8日にカタール・ドーハで可決された。ドーハ?ラウンドの改正案は『京都議定書』第二約束期間について計画を作り出したもので、『国連気候変動枠組条約』の付属文書1に掲げられた締約国のために、定量的削減基準を定め、その全体を2013年から2020年までの約束期間内に温室効果ガスの総排出量を1990年度レベルから少なくとも18%削減させるというもの。

 ドーハ・ラウンドの改正案は国際社会の粘り強く交渉した成果で、『国連気候変動枠組条約』の原則、特に共同だが区別のある責任原則、公平原則や各自の能力原則を守り、『京都議定書』のガス排出量の削減モデルを継続させ、第一約束期間と第二約束期間における法律上のシームレスなリンクを実現させた。中国は先進国ができるだけ早くドーハ・ラウンドの改正案を受け入れ、それができるだけ早く発効を確保できるよう望んでいる。

 中国は気候変動に対応する仕事を非常 に重視しており、その行為を生態文明と美しい中国を建設する重要な構成部分として、国家の発展計画に組み入れ、大量適応や自主的な緩和行動を展開している。中国政府はすでに2020年までに国内総生産(GDP)当たり二酸化炭素(CO2)排出量を2005年よりも40%〜45%下げることを宣言している。中国は既定目標への完成に努めてゆく見通しだ。