【新華社上海5月20日】カザフスタンのナザルバエフ大統領は20日、新華網の独占インタビューに応じ、中国のネットユーザーとオンラインで交流し、中国のネットユーザーの質問に答えた。

　司会者：ネットユーザーから次のような質問を受けた。中国とカザフスタン両国の国境線は1,700キロ余りに及び、両国人民は相互了解をより一層深めることを強く希望している。大統領の考えでは今後、両国の人文分野の交流と協力をいかにして強化すべきか。

　ナザルバエフ大統領：私は大学生の交流は、人文交流における重要な事項だと考えている。我々は非常に長い共通の歴史があり、類似する伝統と歴史文化を持っている。このため、人類文化の交流は非常に重要だ。私はカザフスタンと中国の観光は、現時点でまだ一定の水準に達していないと認識している。2017年にカザフスタンで万博を開催するため、私は習近平国家主席と協議を行い、その年をカザフスタンと中国の観光年に定めると発表した。カザフスタンで中国文化ウィークを開催すると同時に、中国でもカザフスタン文化ウィークを開催するが、そのようなイベントは非常に有益でもあり、それらの活動を通じて、両国人民の文化交流を深めることができる。また、新彊ウイグル自治区に在住するウイグル族とカザフスタン人、ウズベキスタン人、キルギス人と我々は非常に似ているため、我々の文化も相通じている。中国は多民族国家で、カザフスタンにも多くの民族がいる。各民族の相互交流は、民族間の理解を促すことができる。カザフスタンには、中国文化の伝播に非常に重要な役割を担う孔子学院が設立されている。我々も中国人学生にカザフスタンの文化を理解してもらいたい。文化交流は両国にとって、非常に重要な作用がある。