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ロシア国防省次官、米国とNATOはロシア・ウクライナ辺境地区情勢の真相を歪曲していると述べ
2014年 5月 9日16:25 / 提供:新華網日本語

 【新華社モスクワ5月9日】ロシア国防省のアントノフ次官は8日、米国とNATOはロシアとウクライナ辺境区情勢の真相を故意に歪曲している、と表明した。

 アントノフ次官は同日、ロシアのメディアに対し次のように述べた。ロシアはウクライナ近隣地区から訓練任務を執行する戦術部隊を撤退させたが、ウクライナはこの動きに反して、ロシアとの国境地域の軍人総数を1万5千人に増員した。これと同時に、NATOもまた東欧地域の軍事配置を拡大している。

 アントノフ次官は、ウクライナとNATOの上記の動きは、ウクライナ国内における緊張情勢の緩和に不利になると指摘した。

 アントノフ次官は、NATOと米国は先日、ロシアがウクライナ近隣地区から軍隊を撤退させた形跡はどこにもないと主張したが、NATOと米国は、この発言を立証するいかなる証拠も提示できていない、と述べた。