【新華社ワシントン４月３日】米国の宇宙ニュースウェブサイトであるSpaceRef が2日発表した1部の米航空宇宙局（NASA）の内部文書によると、米ロ関係のウクライナ危機による持続的な緊迫状況を考慮に入れ、NASAは国際宇宙ステーション以外のロシアとのすべての宇宙空間での協力を一時停止するとのことだ。

　この内部文書は、一時停止する予定の活動がNASA高官のロシア訪問、ロシア政府代表によるNASAの施設訪問、二国間会議、電子メールによる交流、電話とビデオ会議を含んでおり、「現在、国際宇宙ステーションでの活動のみが例外だ。」と伝えている。

　文書はまた、ロシア国外で開催され、ロシアの高官の参加する多国間会議は、目下米国NASA高官の参加をまだ禁止していないことを示している。

　先月、ボールデンNASA長官は、米ロ間の緊迫関係は国際宇宙ステーションの運行に影響することはなく、両国の宇宙空間での協力は依然として正常を維持しているとかつて何度も表明したことがある。3月26日、ロシアはまた有人宇宙船「ユニオン」を打ち上げ、国際宇宙ステーションに米国人の宇宙飛行士スティーブン スワンソン（Steven Swanson）を含む3人を新たにステーションに常住する宇宙飛行士として派遣する。