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仕事満足度 アジアでシンガポールが低く、インドが高い
2014年 1月 23日16:13 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 世界最大級の総合人材サービスプロバイダー、ランスタッドがこのほど発表した地域調査の結果によると、他のアジアの国に比べて、シンガポールの従業員は最も仕事に楽しさを感じられず、約3分の2の従業員は向こう1年以内に仕事を辞めたいと考えている。一方、インドの従業員は最も仕事に楽しさを感じているということだ。

 世界級の便利な施設が整備され、金融・貿易の中心地として知られるシンガポールでは、国民1人当たりの所得がかなり高いとされている。しかし、近年、生活費の上昇や外国人労働者との競争などにより、これまでになかった不満足を感じている人が増えてきている。

 ランスタッドの調査によると、シンガポールの23%の従業員は仕事への意欲がなく、自分の能力は十分に生かされていないと回答した。また、今後1年以内に仕事を辞めるという人が64%にも上っている。

 仕事に楽しさを感じる理由には、企業文化に適応できないことや、嫌な上司がおり、給料に比べて仕事が多すぎることなどがあげられている。

 一方、アジアの中では、インドの従業員は最も仕事に満足し、「仕事が挑戦的だ、やりがいがある、いろいろ教わっている」などと感じる人が約70%に達している。

 

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