Home > ニュース > 国際  > 王毅外交部長、EUメディア掲載文で中国の世界に対するプラスエネルギーについて詳しく述べ
王毅外交部長、EUメディア掲載文で中国の世界に対するプラスエネルギーについて詳しく述べ
2014年 1月 14日16:59 / 提供:新華網日本語
 【新華社ブリュッセル1月14日】中国の王毅外交部長は12日欧州連合(EU)の専門メディア『new Europe』の2014年新年特別号で『中国の発展が世界をよりすばらしくさせる』というテーマの署名入りの文章を発表し、中国の国際における新秩序構築の中で発揮したプラスの影響について全面的に詳しく述べた。

 王毅外交部長はこのように述べた。中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)のレポートは、中国は平和、発展、協力、ウィンウィンの旗幟を引き続き高く掲げ、一貫して平和 発展の道を進み、より積極的な姿で国際の事務に参与し、責任ある大国の役割を発揮し、隣国と親しくし、隣国をパートナーとして、善隣友好の強固を一貫して堅持すると指摘している。これは中国の世界に対する承諾だ。

 王毅外交部長はこのように指摘した。絶え間なく改革を深化し、開放を拡大する中国は、世界平和と安定を守る重要な力だ。中国の外交はジャングルの法則を放棄し、大小の国家の一律な平等を堅持し、覇権主義に反対する。中国は自らの行動で世界各国と共に、強国になって必ずしも覇権を求めることはないことを証明する自信がある。中国とEUは最大の発展途上国と最大の先進国連合体として、双方は互いの自身の情況に基づいて選んだ発展の道を尊重し合うべきで、世界の平和と安定の擁護に共に力を尽くしてゆくべきだ。

 王毅外交部長はこのように指摘した。協力 ウィンウィンの理念を堅持する中国は、世界の繁栄と発展のために力強い動力を注ぎ込んでゆく。中国は世界とチャンスを共有し、共に繁栄することを創造する準備をしっかりと行った。中国共産党第十八期中央委員会第3回全体会議は政治、経済、文化、社会、生態などの分野で改革の全面的深化における具体的な目標を提議しており、欧州は各分野でいずれも中国の重要な協力パートナーだ。我々は中国の新四化(新しい四つの 現代化)建設と欧州の経済回復という2つの大きな進行過程を互いに結合させ、中欧の2大市場を互いに結合させ、中欧の発展を推し進め、同時に世界経済の力強さ、継続可能、バランスのとれた成長のためにも新たな動力を注ぎ込むことを望んでいる。 王毅外交部長はこのように述べた。更に積極的且つ有為な中国は、国際的な注目問題の適切な解決のために重要な貢献を作り出してゆく。中国は国連安全保障理事会の常任理事国として、地域と国際の注目問題の解決に積極的に尽力する。2013年12月、中国はマリに平和維持部隊を派遣しており、これは中国の参与する第24項目の国際連合平和維持活動だ。中国側は公正な立場を維持し、建設的な意見を積極的に提出して、各当事者がイラン核問題をめぐる第1段階措置の合意達成を推進する。中国側はまたシリアの化兵器廃棄の仕事を積極的に支持し、海軍の艦艇を派遣して、シリアの化学兵器海上輸送の警護に参与することを決定した。

 王毅外交部長はこのように述べた。「中国とEUはいずれも外交手段を通して危機を解消すると主張しており、それは世界平和を守る2大パワーです。双方は手を携えて努力し、『国連憲章』の権威を守り、世界平和と発展のためにいっそう大きな貢献を作り出してゆくべきです。」

 王毅外交部長はこのように述べた。隣国と親しくすることを堅持する中国は、アジア 太平洋地域の平和と発展のためにより多くのプラスエネルギーで貢献してゆく。中国は隣国と親しくし、隣国をパートナーとすることを堅持して、善隣、安隣、富隣(隣国と友好的に 付き合い、安定した関係を作り、共に豊かになる)を堅持し、『親 誠 恵 容』(親しくすること、誠実に付き合うこと、互恵を目指すこと、寛容な姿勢を貫くこと) の理念を実行する。中国はごくわずかの国といくつかの領土と海洋の紛争が存在するが、我々は交渉を通して平和的な方法で解決することに一貫して立脚しており、関連国家が我々と向き合って進むことができるよう望んでいる。

 王毅外交部長は特にこのように指摘した。第二次世界大戦が終結して68年となる今日、日本は依然として侵略歴史に正しく向かい合うのを望まず、その指導者はなんと第二次世界大戦のA級戦犯14人を祀る靖国神社を参拝し、戦犯を「国のために命を投げ打った英霊」だとさえみなしている。日本の軍国主義の対外侵略の歴史に対処する態度は、欧州のナチスの犯罪を徹底的に精算するという立場と鮮明なコントラストを形成している。日本の指導者は歴史の逆行を企み、まさに日本を危険な方向へ連れ出している。国際社会はこれに対し警戒を保ち、人類の良知と戦後の国際秩序を断固として守る必要がある。

 王毅外交部長はこのように述べた。2014年を展望すると、世界各国はより利益が溶け合う運命共同体となる見通しで、更にこみ入って複雑な世界的な挑戦にも直面するだろう。中国は一層自発的、積極的な外交の実践で、国際社会の中国に対する期待に答え、よりすばらしい中国を世界に見せるだろう。

関連記事