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強制排除で2000人以上死傷=エジプト
2013年 8月 15日15:00 / 提供:
2ヶ所の広場の強制排除に乗り出したモルシ前大統領の支持派

 エジプトの治安部隊は14日にカイロで、モルシ前大統領の支持派が座り込みを続けていた2ヶ所の広場の強制排除に乗り出した。保健当局の発表によると、強制排除や衝突により、これまでに少なくとも278人が死亡、2000人以上が負傷したという。  

 エジプト当局は、14日午後4時に全土に向けて1ヶ月間の非常事態宣言を発令した。また、衝突が起きたカイロなど12の地区では、毎日の午後7時から翌朝6時まで外出を禁止する命令が出された。ベブラウィ首相は「無政府状態の拡大」に終止符を打つため、他に選択肢がなかったと主張している。        

 中国外務省の洪磊報道官は15日の記者会見で、「関係各側が国と国民の利益を重んじ、最大限の自制を保つよう望む。これ以上死傷者が出ないよう対話によって意見の食い違いを解消し、社会の秩序や安定を取り戻してほしい」と述べた。

(編集z)

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