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潘基文事務総長、エジプトでの暴力行為の激増が大量の人員の死傷を招いたことを非難
2013年 7月 29日17:22 / 提供:新華網日本語

 国連の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は28日エジプト暫定政権のバラダイ副大統領と通話し、エジプトの移行プロセスにおける現在の発展方向に対して懸念の意を深く表し、暴力行為が大量の人員の死傷を招いたことを厳しく非難した。

 潘基文事務総長は電話の中で暫定政権が平和管理の抗議活動の全責任を負担し、各派、全てのエジプト人の安全を保証するようにと再度呼びかけた。潘事務総長はさらに暫定政権が各方面を含んだ真なる平和的政治のプロセスを展開するよう促した。潘事務総長は、また誰か1人の死亡者でも出てしまえば、いずれも和解をより困難にさせるだろうと強調した。

 潘基文事務総長はエジプトの各派の指導者にそれぞれの支持者らが自制を心がけ、国家の利益を個人と団体の利益より優先させ、意義のある和解プロセスを展開するよう呼びかけた。潘事務総長は、モルシとムスリム同胞団のその他の指導者を釈放し、またはその事件に対して直ちに透明な審査を行うべきだと重ねて述べた。

 潘基文事務総長は当日トルコのダーヴトオール外相、アラブ連盟のアラビ事務局長などと通話し、エジプト情勢に対する懸念を表明しまた見方を交換した。

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