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中国の「90年代生まれ」の大学生、G20ユースサミットに登場
2013年 6月 20日17:14 / 提供:新華網日本語

 4日間に渡るG20ユースサミットが18日「北方のベニス」と称されるロシアのサンクトペテルブルクで開幕した。サミット期間中、中国の「1990年代生まれ」の大学生4人はその他の国から来た同年齢の人々と当面世界中で緊迫している問題について討論を行い、共同声明を成立した後G20の指導者の参考に提出した。

 今回のサミットの主なテーマは持続可能な発展と国際金融システムの改革だ。うち持続可能な発展はエネルギー効率、インフラ建設、社会政策の合理化、食糧の安全と環境保護に及んでおり、国際金融体制の改革は国際金融機構の改革、資本市場と国債管理に及んでいる。G20メンバー国から来た100人余りと特別に招待された国の青年代表が参会した。

 今回のサミットに参加した中国代表団は5人で構成され、団長は『中国青年報』紙天津支社の張国社長で、メンバー4人はみな在校の大学生で、それぞれ清華大学、北京大学、北京外国語大学と外交学院から来ている。

 張国社長は新華社の記者の取材に応じた際このように述べた。参会した中国の大学生は全国規模で行われた選抜の中から頭角を現したのであり、彼らは外国語のレベルがしっかりしているだけでなく、また経済方面に対する知識も比較的深く理解している。今回のサミットで討論されるテーマに対して、彼らは充分な準備を行っており、会議で観点をより詳しく陳述して、中国の若者の風采を充分に展開することを目指す。

 北京外国語大学の大学院生である巫亜橋さんは上品で礼儀正しく、言葉遣いや態度が落ち着いている。巫さんは新華社の記者に、今回のサミットでエネルギー効率に関する討論に参加する予定で、「低炭素経済の発展は僕たち若者がとても関心をもつ話題で、これが僕たちの未来への発展に関わっているからで、今回のサミットでは低炭素で持続可能な経済発展モデルの確 立を提唱するつもりです」と述べた。

 巫亜橋さんは、地球温暖化問題に対応する上で、世界各国は手を携えて努力し、共同で且つ差異のある責任を担うべきで、先進国が技術と資金において発展途上国により多くの援助を与えるべきであり、発展途上国もまた一層環境保護の助けとなり、より低炭素の方法で経済を発展させねばならないと述べた。

 巫亜橋さんは、ロシアに来て会に参加する前にG20のその他の国々の青年とすでに1ヶ月余りのネット討論を行っており、各国の青年代表が関心をもつ問題について見方を発表し、サミットの開催国であるロシアが各国青年の意見を統合してコミュニケを作り上げ、このコミュニケがサミットで可決された後今年9月にサンクトペテルブルクで行われるG20サミットに提出される見通しだと述べた。

 「その他の国の代表は僕たちと交流することを特に希望していて、僕らも彼らと交流することを望んでいます。彼らは、中国が責任を負う大国として、発展途上国の利益を代表するだけでなく、全人類の利益も代表して、国際で自らの声を発するべきだと考えているんです」と巫亜橋さんは述べた。

 サミット参加中、中国の大学生はその他の国々の参加者と毎日見学と文芸活動を通して深く交流を行い、世界各国の若者が交流の中で長所を取り入れ短所を補って、理解と友情を深めた。

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