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米英仏軍がリビアを空爆=200人弱死傷―中露が「遺憾」
2011年 3月 20日15:25 / 提供:
20日日本時間朝4時ごろ約110発の巡航ミサイル「トマホーク」を発射した米英仏軍

 米英仏軍が20日日本時間朝4時ごろリビアを第一弾空爆した。リビア政府軍はそれにより、民間人の居住地域で48人が死亡、150人が負傷したとする声明を発表した。 

 声明によると、首都トリポリのほか、シルト、ベンガジ、ミスラタ、ズワラなどの都市が攻撃を受けたという。

 中国外務省の姜瑜報道官は同日、多国籍部隊がリビアに軍事攻撃を行ったことに対し、遺憾の意を示した。  

 姜報道官は「中国はリビア情勢の最新の動きに注目しており、今回のリビアへの攻撃に遺憾の意を表す」として、「中国は一貫して国際関係における武力行使に反対する。『国連憲章』の原則と国際法に基づき、リビアの主権、独立、統一と領土保全を尊重する」と述べ、リビア情勢が速やかに安定を取り戻し、武力衝突により多くの犠牲者が出ないことを希望した。

 同日、ロシア側も中国と同じ遺憾の意を示した。

(編集:章坤良 写真:新華社)

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