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アメリカ、ヘーゲル国防長官が辞任
2014年 11月 25日10:32 / 提供:中国国際放送局

 アメリカのオバマ大統領は24日、ヘーゲル国防長官の辞任を発表しました。ヘーゲル国防長官はアメリカ民主党が中期選挙で敗北した後、辞任する1人目の閣僚となりました。

 オバマ大統領はホワイトハウスでの談話で、アメリカ軍のアフガニスタン撤退や、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」への掃討作戦、エボラ出血熱への対応などでヘーゲル国防長官が収めた成果を高く評価し、「模範的な国防長官だった」と讃えました。

 さらに、「今はヘーゲル国防長官が辞任するのに『適切な時期』だ。次期国防長官が上院で承認されるまで仕事を続ける」と明らかにしました。

 これを受けて、ヘーゲル国防長官は、「任期中にアメリカが世界的な危機の解決や国内での重要な改革を推し進めるうえで成果を収めたことは『特に誇らしい』、アメリカ軍がアフガニスタンで成功を収めるための過渡期の準備も用意が整っている」と述べました。

 現在68才のヘーゲル国防長官はベトナム戦争を経験し、2013年2月に国防長官に就任しました。一部では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対する掃討作戦などの戦略をめぐるホワイトハウスとの対立による更迭ともみられています。

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