ロシア宇宙部門は24日未明、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、「ソユーズ-FG」ロケットを使って有人宇宙船「ソユーズTMA-15M」を国際宇宙ステーション（ISS）に向けて打ち上げました。

　ロシア連邦宇宙局によりますと、宇宙船はモスクワ時間24日零時1分に打ち上げられ、計画では約6時間の飛行の後、ISSのモジュール「ザーリャ」と自動的にドッキングする予定です。

　今回の宇宙船に登場している3人の宇宙飛行士は、ロシア連邦宇宙局（ロスコスモス）のアントン·シュカプレロフ飛行士、アメリカ航空宇宙局（NASA）のテリー·バーツ飛行士、ヨーロッパ宇宙局（ESA）のサマンサ·クリストフォレッティ飛行士です。彼らはISSに滞在する169日の間に、約100項目の科学実験を行います。

　また、ISS用のエスプレッソマシン「ISSpresso」も搭載されています。「ISSpresso」の重さは約20キロ、内部は鋼管で構成され、高圧の下で作動させる必要があるということです。