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韓国大統領、日本に歴代内閣の歴史認識継承を要求
2015年 8月 11日9:39 / 提供:中国国際放送局

 韓国の朴槿恵(パク·クネ)大統領は10日、韓国大統領府青瓦台(チョンワデ)で首席秘書官会議を開き、「日本政府は歴代内閣の歴史認識を継承することを再度明らかにしなくてはいけない」と促した。

 朴大統領は、「韓国は数日後、光復節を迎える。今年は朝鮮半島解放70周年であり、韓日国交正常化50周年でもある。日本政府は、朝鮮半島解放70周年をきっかけに、歴代内閣の歴史認識を継承することを再度表明し、成熟した姿勢で韓国及び周辺諸国との関係を新たな出発点にするべきである」と述べた。

 韓国連合通信の分析によると、朴大統領の発言は、日本の安倍晋三首相が今月14日に発表する戦後70周年談話の中に、「村山談話」と「河野談話」にあった「侵略」「謝罪」などの言葉を入れるよう促すものですが、「安倍談話」にこういった言葉がなかった場合、韓国や中国などかつて日本の植民地支配や侵略を受けた国々との関係が一層悪化するものと見られる。

 朴大統領はまた、この間アメリカで亡くなった旧日本軍慰安婦の被害者、パク·ユニョンさんに追悼の意を表した。

 なお、朴大統領は「今年は8人の旧日本軍慰安婦の被害者が亡くなり、残ったのは47人しかいない。慰安婦問題を今解決しなければ、解決するチャンスを永遠に失ってしまう」と、日本政府に誠意を持った態度で措置を講じるよう促した。