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マレーシア首相、王毅外相と会談
2015年 8月 5日9:20 / 提供:中国国際放送局

 マレーシアのナジブ首相は4日、クアラルンプールで中国の王毅外相と会談を行いました。

 席上、ナジブ首相は「中国はマレーシアの親密な隣国であり、両国は理解しあい、信頼しあっている。マレーシアは中国と共に両国関係を絶えず推し進めていきたい。中国の習近平国家主席が提唱した『21世紀海上シルクロード』の建設やアジアインフラ投資銀行の設立を支持する。中国と共に工業パークの建設を推進していく一方、中国企業がマレーシアの製造業の発展への参与を期待し、また中国からの投資を歓迎する」と述べた上で、「去年の3月に消息を絶ったマレーシア航空のMH370便の捜索などで中国と密接な交流や協力を進めていきたい。アセアン·東南アジア諸国連合の議長国として、アセアンと中国の関係発展に積極的な役割を果たしていきたい」と述べました。

 これに対して、王毅外相は「中国とマレーシアは現在歴史上で最も良好な時期にある。ナジブ首相が両国関係の促進で貢献したことに賞賛の意を表したい」とした上で、「中国はマレーシアと共に両国の全面的かつ戦略的なパートナーシップの強化に力を入れていきたい」と述べました。

 王毅外相はまた「両国は共に『21世紀海上シルクロード』を建設していく。産能の分野でマレーシアと協力しあって、欽州、関丹の工業パークの建設を着実に進めていく。インフラ整備などの分野において協力を深化させると同時に、新たな協力分野を作り出し、電子通信や原子力発電、航空などの分野での協力を拡大していきたい」と述べました。

 王毅外相は、更に「マレーシアとの人的交流の深化に期待をかけている。マレーシア航空のMH370便の捜索において、マレーシア政府が払った努力を称える。マレーシアが議長国を務める期間中、マレーシアと共に中国とアセアンの関係発展における正しい方向を把握していきたい」と強調しました。

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