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安倍首相、ハーバード大学で講演 抗議する人々も
2015年 4月 28日15:33 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 新華社通信によりますと、数十人ほどの抗議者が27日、米ハーバード大学ケネディ行政大学院の外に集まり、訪米中の安倍晋三首相に対し、「慰安婦」問題など第2次世界大戦中に旧日本軍が犯した罪について謝罪を行うよう求めたということだ。

 安倍首相は同日ハーバード大学で講演を行った。会場の外では、ハーバード大学の学生および韓国系アメリカ人団体のメンバーらの抗議者が看板を掲げてスローガンを叫び、歴史的事実を否認することをやめ、旧日本軍が第2次世界大戦中にした残虐な行為に対して明確な謝罪をすることを安倍首相に求めた。

 安倍首相は講演後の質疑応答の際に慰安婦問題に言及し、この問題に対する態度は「歴代の首相と変わらない」としながらも、直接の謝罪はしなかった。

 歴史問題に対する安倍首相のこのような態度は、多くのアメリカ国民に非難されている。あるハーバード大学の学生は講演を聞いた後記者に、「安倍首相は明らかに学生が質問した『慰安婦問題』を避けようとしている。その答えに失望した」と話した。

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