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F35に対するサイバースパイ窃取報道に「根拠なし」
2015年 1月 20日9:06 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 アメリカなどが共同開発している最新鋭ステルス戦闘機F35に関する機密情報が、中国のサイバースパイにより窃取されたという海外の報道に対し、中国外務省の洪磊報道官は19日、「全く根拠のない話だ」と反論した。

 これはドイツのメディアが報道したもので、ロシアに政治亡命した米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者が提供した資料で判明した、としている。これについて、記者の質問に答えた洪磊報道官は、「中国はサイバー攻撃の被害者である。インターネットの安全は各国が直面する共通の課題であり、平和的で安全で、開放的で協力的なインターネットを保つため、中国は各国と共に取り組んでいきたい」と述べた。

 さらに、サイバー攻撃は追跡が難しく、国を超えた複雑なものであるため、攻撃源の確定は非常困難だとし、「このような非難や理由なき攻撃を支える根拠が一体どこにあるのか、私には分からない。逆に、ある方が披露した資料により、一部の国が行ったサイバー攻撃という不正がすでにはっきりしている。インターネットの安全において、根拠なく他国を指摘することは止めた方がいい。ハッカーによる攻撃を共同で防ぐには、協力的な態度が重要だ」と述べた。

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