CICA・アジア信頼醸成措置会議第4回首脳サミットに出席した各国の指導者らは21日の会議で、「CICAはアジアの平和、安定と安全を維持・保護する有効なプラットフォームだ。中国が2014−2016年にCICAの議長国を務めることは、CICAの発展を著しく推進し、アジアの平和と安全を一層強固なものにすることになる」との意見を表した。

　カザフスタンのナザルバエフ大統領は、「私たちは団結を強化し、CICAの主旨と任務を更に実現させられるよう努力する。経済協力を拡大することはCICAの重要な協力方向であり、シルクロードの再建はこの方向に良好な基礎を提供することになる。新しいシルクロードはアジアと欧州諸国を連結し、世界一の交通輸送ルートになる」と述べた。

　ロシアのプーチン大統領は、「アジア地域はお互いに協力しあい、相互の利益に関心を持ったバランスの取れた公平な安全枠組みが必要である。CICAは非常に有効なプラットフォームで、各国が軍事・政治・経済・環境・文化などの分野での協力を強化することに有利だ。中国が議長国を務めることは、CICAの発展を著しく推進し、アジアの更なる平和と安全をもたらすことになる」と話した。

　アフガニスタンのカルザイ大統領は、「習主席の新たなアジアの安全観を完全に支持する。また、習主席の『シルクロード経済帯』を発展させる提案に賛成する。これは地域の協力と融合に新たなチャンスをもたらしてくれるだろう」とした。

　このほか、アゼルバイジャンのアリエフ大統領、イランのロウハーニー大統領、キルギスのアタンバエフ大統領とモンゴルのエルベグドルジ大統領も、「CICAはアジアの平和と安定の発展に重要な貢献をしている」と肯定した。