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<全人代>李首相、「金融リスクの監督強化」
2014年 3月 13日16:56 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国の李克強首相は13日、北京で、「我々はモニタリングを強化し、随時処理し、地域的、系統的な金融リスクが発生しないように努めなければならない」と述べた。

 これは李首相が第12期全国人民代表大会第2回会議閉幕後の記者会見で「中国の金融と債務のリスク」に関する質問に答えた際述べたものだ。

 李首相は、「我々は金融と債務のリスクに関して、一貫して非常に注視している。去年、経済減速の圧力が大きくなる中、我々は政府の債務を全面的に監査すると決定した。そして、監査の結果をありのまま公開した。これは、リスクが全体としてコントロール可能であることを示している。しかも、政府の債務率は国際的に公認されている警戒線には、及んでいない。また、多くの債務は投資的なものだが、我々はそのリスクを無視しておらず、対策を強化している」と語った。

 また、「『影の銀行(シャドーバンキング)』などの金融リスクに対して、我々は監督管理を強化しており、リスク排除に向けたスケジュールはすでにできており、バーゼルVで規定された監督管理措置を実施していく」と述べた。

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