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カナダ駐在中国大使「安倍氏は軍国主義の復活を招く」
2014年 1月 10日13:44 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 カナダ駐在の章均賽中国大使は9日付けのカナダ主要紙「グローブ・アンド・メール」で評論を発表し、日本の安倍晋三首相の靖国参拝を批判した。評論は「安倍氏の靖国参拝は、軍国主義復活のパンドラの箱を開ける行為だ」とした。

 章大使は評論の中で「得がたい平和を大切にすべきだ。しかし先月の末頃、安倍首相は14名の第二次世界大戦のA級戦犯が合祈されている靖国神社を参拝し、侵略戦争を発動した戦犯に頭を下げた。これは歴史の正義に背く行為で、中国、韓国などアジア諸国や国際社会の強い非難を受けた。安倍首相の行動は軍国主義復活のパンドラの箱を開けることにつながり、地域や世界の平和と安定を損なう危険な道に日本を導くだろう」とした。

 さらに、「安倍氏が首相に就任して以来、戦後レジームからの脱却という名目で第二次世界大戦の結果や戦後の国際秩序に一連の挑発を挑み、右翼の道を徹底的に歩み続けている」とし、「安倍氏の、歴史問題への誤った態度や、平和と発展の流れに背いた行動に対して、平和と正義を守る全世界のすべての人々は注意深く警戒しなければならない」とした。

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