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H7N9型の新たな感染例を6人確認=上海
2013年 4月 17日13:02 / 提供:

 上海市政府は16日、H7N9型鳥インフルエンザの新たな感染例を6人確認したと発表した。このうち4人は、3月上旬に感染患者が死亡した病院で治療を受けており、その後2人が死亡していたという。

 中国国家衛生・計画生育委員会の発表によると、同日午後6時現在(現地時間)、中国のH7N9型鳥インフルエンザ感染者は77人に、死者は16人に増加した。同委員会の専門家によると、今回のH7N9型はウイルスに感染した鳥類もしくは、ウイルスに汚染された環境に接触した人が感染している。感染源がコントロールできない段階では感染者が引き続き増加する可能性があるという。

 WHO(世界保健機関)は、中国に国際的な専門家のグループを派遣することを決め、中国政府と合同で予防対策などを進めることになった。

 農業部が16日に開催した鳥インフルエンザA(H7N9)に関するテレビ会議で、国内家禽業では鳥インフルエンザの流行がまだみられないものの、家禽業全体が大きなダメージを受けていると報告された。

 中国畜産業協会の暫定推計によれば、15日時点で、食用鶏の雛における直接的な経済損失は37億元(約578億円)超、生きた鶏と鶏肉製品の損失は130億元(約2030億円)超に上った。

(編集:章坤良)

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