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元駐日大使の王毅氏が外相に=全人代閉幕
2013年 3月 18日16:23 / 提供:

 中国の第12期全国人民代表大会(全人代)の会議で16日、元駐日大使の王毅氏が新たな外相に任命され、日本メディアの注目を集めた。新華社が伝えた。

 王外相は中国屈指の「日本通」と呼ばれており、日本各界は中日関係の改善に期待している。だが、国際環境や中国国内の環境を見れば、中国は日本に対して強硬な姿勢をとり続ける可能性があるとの指摘も多い。

 王外相は、就任初日に外交部のホームページにあいさつ文を掲載し、中国国民、法人の海外における合法的権益を全力で保障すると表明した。

 王外相は、「海内知己を存すれば、天涯も比隣の若し」とし、中国は世界各国のよい友人、よいパートナーになりたい考えであることを示した。

 中国の外交は平和、発展、協力、ウィンウィンの旗を高く掲げ、「人間本位」、「国民のための外交」という理念の実行に努め、断固として国家主権、安全、発展の利益を守り、中国国民、法人の海外での合法的権益を全力で保障すると表明。また、中国は引き続き互恵・ウィンウィンの開放戦略を履行し、平和五原則を基礎に各国との友好協力を全面的に発展させ、持続的な平和、共同繁栄の調和の取れた世界を構築するために担うべき責任を負い、たゆまぬ努力をしていくとした。

 王外相はあいさつ文の冒頭で、「中国の新しい外相として、中国外交部の全同僚を代表して皆さんに誠意と敬意を示し、心から幸せを祈っている」とした。

 また、「中国は国際社会の重要な一員で、私たちはさらに世界を知り、世界もさらに中国を知る必要がある。中国外交部のホームページが国内外の友人の一つの窓口になることを望んでいる。ここでは中国の外交政策、外交動向、外交知識および領事サービスなどの豊富な情報を閲覧できるだけでなく、絶えず発展し進歩し、希望に満ちた中国を知ることもできる」と紹介。

 時間があればホームページにアクセスし、私たちの活動に対する貴重な意見を残すことを望んでいると示した。

 あるネットユーザーは、王外相氏は就任当日に勤務を開始しただけでなく、すぐにネットユーザーと直接対面し、高効率、高ペース、親近感を示したと書き込んだ。

(編集z 写真:新華社)

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