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第18回全国代表大会
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党規約改正案、科学的発展観を指導思想に
2012年 11月 15日10:04 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国共産党第18回全国代表大会が14日、北京で閉幕した。中国共産党の執政綱領である『党規約』は18回目の改正を経て、科学的発展観がマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、ケ小平理論、「三つの代表」の重要な思想と共に、中国共産党の指導思想に盛り込まれた。

 科学的発展観の核心は「人間本位」です。中国経済の急速な発展に伴い、人口大国の中国は衣食問題を解決したものの、物質的なニーズばかりではなく、人民がより多くの精神的な追求を求めている。多元化した社会主体の利益の訴求に対し、政権党である中国共産党は党規約の改正によって、科学的発展観を党の指導思想に取り入れた。これは中国共産党の重要な理論的革新の成果であり、人民を率いて小康社会(いくらかゆとりのある社会)づくりにおける重要な戦略的配置でもある。さらに、より良い生活への期待に対する厳かな応えでもある。

 また、改正された党規約では、「エコ文明の建設」は初めて党規約に盛り込まれ解釈され、エコ文明の建設は、経済建設、政治建設、文化建設、社会建設の各分野、全過程に融合させることが明らかになった。これこそが科学的発展観を貫徹する措置だ。胡錦涛総書記は報告の中で、「エコ文明の建設は人民の福祉、民族の未来に関わる長期的な大計であり、エコ文明の建設を終始、重要な地位に位置づけ、美しい中国の建設、中華民族の永続的な発展を実現していく」と厳粛に約束した。

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