中国共産党第18期中央委員会第1回全体会議で中国共産党中央委員会総書記に選ばれた習近平氏と中国共産党中央政治局常務委員に選出された李克強、張徳江、兪正声、劉雲山、王岐山、張高麗の各氏が15日午前、人民大会堂で国内外の記者と会見した。
習近平総書記は、「全党同志に託され、全国の各民族人民に期待され、私たちはしっかり活動するよう大いに励まされると同時に、重大な責任を感じている」と述べた。
そして、習総書記は、「私たちの責任は、全党全国の各民族人民を率いて、引き続き中華民族の偉大な復興を実現するために奮闘していくことだ。そして、絶えず思想を解放し、改革開放を堅持し、社会の生産力を解き放ち発展させ、民衆の生産と生活における困難を解決し、共に豊かになる道をゆるぎなく歩んでいくことだ。また、全党同志と共に、党が党を管理し、厳しく党を治め、自身に存在する問題を着実に解決し、活動の姿勢を改善し、民衆と緊密につながり、わが党が中国の特色ある社会主義事業の強力な指導核心にならなければならない」と指摘した。
さらに習総書記は、「中国はより一層世界を理解する必要があるし、世界はより一層中国を理解する必要がある。記者の皆さんが今後も引き続き、中国と世界各国の相互理解を深めるために、より多くの努力と貢献をするよう期待している」と述べた。
左から張高麗、劉雲山、張徳江、習近平、李克強、兪正声、王岐山各氏
北京で行われていた中国共産党の第18回全国代表大会(党大会)は14日、成功裏に閉幕した。今回の大会はわが国が小康(ややゆとりのある)社会を全面的に完成するための決定的段階に入って招集された非常に重要な会議であり、海外メディアの高い注目を集めた。党大会の取材を申し込んだ国内外の記者は過去最高の2732人に達し、うち1704人が中国大陸部以外の記者だった。外国メディアの記者は主催側の用意したメディア向けサービスを称賛。極めて取材活動のしやすい環境だったとの認識で一致している。
(編集z 写真:新華社)