「日本を含め世界各国のハイレベルの演奏会を大連で開催」＝張栄栄さん

　新日本フィルの創立40周年と日中国交正常化40周年を記念して、中国特別演奏会に協力する大連対外文化芸術交流中心と大連人民文化倶楽部総経理の張栄栄さんが、ここ数年来、新日本フィルの演奏会や東京交響楽団の公演及び宮崎駿アニメ音楽会、日本の女子楽団のコンサートを行ったほか、米、英、仏、独などの国のコンサートを行ってきた。

　大連人民文化倶楽部の事務所で、張さんは東方ネットの記者に対し、「新日本フィルの大連演奏会は二回目で、昨年大成功を収めており、大連で好評を博した」と評価し、「今後、引き続き日本を含め世界各国のハイレベルの演奏会を大連で開催する」と今後の抱負を語った。

バレエなどの文化活動

　 張さんは大連市芸術学校在学当時の14歳で舞台デビュー。卒業を前にした1978年に遼寧省雑技青少年隊のメンバーに選ばれ、イギリスやギリシャ、ユーゴスラビアの３国で公演した。この年に大連雑技団に入団、自転車乗りを始め数多くの技をこなすトップ団員となった。結婚して長女を出産後も国内外で公演を続け、2003年に現役を退いて指導者となった。特に演出を担当した大連雑技団のバレエ劇「胡桃割り人形」はヨーロッパ公演でも大成功を収めた。国家一級芸術指導員。 　

ドラマなどの文化活動

　大連人民文化クラブは大連の中山広場にあるコンサートホール・劇場で、演奏会・劇・バレエなどの文化活動に使用されている。1950年、ソ連チームの設計で建設開始。1951年、竣工。名称「大連人民文化クラブ」は郭沫若が命名した。1953年、劉少奇・周恩来・宋慶齢などの中央委員が来連し、内外の客を招いて祝宴。一階は600席あり、二階は400席で、合計1000席がある。

大連人民文化倶楽部周辺の夜景

終わり

（章坤良　写真も）