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新日本フィル中国ツアー2012公演が大連で開演(2)
2012年 8月 18日23:57 / 提供:
新日本フィル中国ツアー2012公演のリハーサル

  大連市文化広播影視局、大連市人民対外友好協会が主催(協力:大連対外文化芸術交流中心、外務省、在瀋陽日本国総領事館大連出張在官事務所、亜細亜国際交流株式会社などが後援)する新日本フィルの創立40周年と日中国交正常化40周年を記念して、中国特別演奏会が17日と18日大連人民文化倶楽部で開催された。

 開催初日の17日、冒頭で、桂冠名誉指揮者・小澤征爾さんが送られた動画に、「わたしは瀋陽に生まれたが、弟は大連に生まれた。昨年、私は大手術を受けたが、今回復中。中国との絆を大事にしながら中国に再登場したい」と挨拶の言葉が流れていた。

 ステージで陳剛/何占豪ヴァイオリン協奏曲「梁山伯与祝英合」 が演奏されたあと、客席から熱烈な拍手を浴びていた。新日本フィルハーモニー交響楽団はまた、「呼倫貝爾(フロンベール)大草原」や「郵便馬車」などの中日の名曲を演奏し、クライマックスに達した。約800名の観衆が鑑賞したという。

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桂冠名誉指揮者・小澤征爾さんが送られた動画 

 新日本フィルハーモニー交響楽団は1972年、指揮者-小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。

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ヴァイオリン協奏曲「梁山伯与祝英合」

 97年より葛飾北斎生誕地、国技館などで知られる東京都墨田区に本拠地を移転、すみだトリフォニーホールで日常の練習と公演を行う日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会等を行うほか、地元の学校や各種施設を訪れるなど地域に根ざした演奏活動も特徴的。

続く

(章坤良 写真も)

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