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台風11号、上海・浙江省を抜け安徽省へ
2012年 8月 9日13:38 / 提供:中国国際放送局日本語放送

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 台風11号(中国名:海葵)は8日から上海と浙江省を襲い、深刻な被害をもたらしている。台風上陸から20時間を経た8日夜11時頃(北京時間)、台風11号は安徽省南東部へ突入した。その後安徽省北西部へ勢いを弱めて移動する見込みだ。

 上海では8日夜8時30分(北京時間)の時点で2人が死亡し、7人が負傷しているのが確認されたが、都市機能は安全に動いているということだ。

 また浙江省は広範囲に影響をもたらす台風の上陸は5年ぶりで、道路や空の便にも影響が出ている。北京時間の8日12時時点で、400万人余りが被災し、倒壊家屋は4452棟に上っている。このほかおよそ18万4千ヘクタールの農作物が被害を受けていることが確認された。

 現在、安徽省の南部の山岳地帯では土砂崩れの恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。また陸と空の便の多くは運行を見合わせているということだ。

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