鎖国時代の長崎には、日本の対外貿易の唯一の窓口として、中国や西洋からいろいろな食文化が伝わってきた。中国や西洋の食べ物を取り入れて、長崎の食べ物になった。
今回の長崎の旅で、中国とほとんど同じ食べ物を見つけた。なつかしい感じだ。グラバー園に行く途中の最初の店で、中国陜西省西安の名物・「肉ジャモウ」のようなものを見た。近づいて聞くと、「角煮まんじゅう」とわかった。中の肉は同じ豚バラ肉だが、中国の「肉ジャモウ」のように細かく切ったものではないが、一枚で茹でたり蒸したりして、甘辛く仕上げたものだ。そして、その角煮をまんじゅうに挟んで食べる。中国の「肉ジャモウ」よりすこし甘い感じだ。
ハウステンボスで佐世保バーガーを販売する店
そして、ハウステンボスに着いて、ハウステンボス国際営業部の劉厚志部長の紹介で、長崎の名物料理・「ちゃんぽん」を食べた。「ちゃんぽんは、もともと中国人留学生が前の日に残った料理を炒めて、面と一緒に煮込んで食べたものだ。徐々に改良されて、豚肉、魚介類、野菜など十数種類を具とした日本の郷土料理になった。『ポン』は中国福建省人の面の発音だ」と、劉部長は語ってくれた。
長崎名物・具雑煮
九十九島のカキ
中国から移り変わったものを除き、西洋から伝わってきたものも多い。たとえば、佐世保市のレモンステーキや佐世保ハンバーガーだ。レモンステーキはアメリカ海軍が好きなステーキに基づき、日本人の味に合わせて、牛ロースを薄切りにして、レモン汁をつけたものだ。そして、佐世保ハンバーガーも100%の和牛や豚肉をベースにして、卵、チーズ、野菜で作ったスーパーハンバーガーで、普通のハンバーガーと違って、非常に厚くておいしい。
温泉旅館・福田屋の自家製の白コーヒープリン
それ以外にも、長崎のカステラ、雲仙の温泉煎餅、温泉旅館・福田屋の自家製の白コーヒープリン、卓袱料理、九十九島カキ、具雑煮、トルコライスなどおいしいものがいっぱいある。長崎に行けば、食を満喫できる。
温泉レモネード
(曹 俊 写真も)