日本長崎県と上海市との友好交流関係樹立15周年にあたり、また、辛亥革命100周年にあたることから、長崎県と上海市との友好交流関係を一層促進するための記念講演会や長崎印象写真展とパーディーが３日午後、上海錦江小礼堂で行われた。

　中村法道・長崎県知事、沙海林・上海市人民政府副秘書長、兪彭年・元上海市外辧副主任ら日中関係者約２００人が同イベントに参加し、孫文氏と梅屋庄吉氏の友情を受け継ぎ、中日間の新しい交流の架け橋にと期待の言葉を寄せた。

　注目の「長崎〜上海航路」第１便が３日午前、１４年ぶりに復活し、就航記念訪問団約２００人を乗せて長崎港を出港した。４日午後に上海に到着後、６日には長崎に戻る予定。　

講演する中村法道・長崎県知事

　長崎−上海間の旅客船就航は１９２３〜４３年、９４〜９７年に続き３度目。中国人観光客をターゲットに、来春から定期運航を開始する。

講演する兪彭年・元上海市外辧副主任

　旅客船は総トン数30412トン、旅客船にはハウステンボスや劇場などの娯楽施設や、観光情報デスクや九州地方の特産品販売店なども設置され、最新の観光情報キャッチや記念品の購入といった旅客のニーズにも応える。　

長崎印象写真展

（章坤良）