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上海―長崎の航路が復活して以来、クルーザー産業への期待が強い
2011年 11月 18日10:28 / 提供:

 上海―長崎の船の定期航路が11月5日より復活して以来、同市ではクルーザー産業への期待が強まってきた。

 上海国際航運中心呉淞口国際郵輪港もこのほど、開港した。同港は陸地からの連絡橋、水上プラットフォーム、旅客ターミナル、埠頭の4つの部分で構成され、そのうち水上プラットフォームは2.4万uを誇る巨大なものでその上に旅客ターミナルが立ち同時に2隻の10万トンクラス以上の客船が停泊可能とのこと。 

 予定では来年の正式運営開始以後、年間100隻ほどの豪華客船が寄港する見込みとなっており、数年後には300隻近くまで増えるとされている。

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日本舞踊を披露する上海―長崎の船の定期航路「Ocean Rose」で

 中国交通運輸協会は、今後10年、中国のクルーザー数は現在の150隻から10万隻に急増し、生産高は1000億元(1元約12円)に達するとの見通しを示した。

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操縦室を見学する中村法道知事と中国総領事館の李文亮総領事(左)=「Ocean Rose」で

 長崎県の中村法道知事は、「長崎人は中国に対して懐かしさと尊敬の情を持って中国人観光客を持って受け入れることができ、これは数百年の歴史が育んだ特殊な関係の文化であり、日本の他の場所にはないことだ」と述べた。

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「Ocean Rose」で

 中村知事はまた、今回の航路復活によってより多くの中国人観光客が長崎を訪れてくれるようラブコールを送った。

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中国客を出迎える場面=長崎港で

 上海から長崎への航路は片道約26時間で使われる船の乗船定員は約1000人で、来年1月に正式就航し毎週1〜2往復を予定している。また3月以降3往復に増やす予定だとしている。

(章坤良 写真も) 

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