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朝韓、日本の「防衛白書」に抗議
2011年 8月 3日16:54 / 提供:「人民網日本語版」

 朝鮮と韓国は2日、日本の2011年版「防衛白書」への抗議を表明した。  

  韓国の外交通商省と国防省は2日、日本の防衛白書について強い抗議を表明し、独島(日本名:竹島)を日本領とする記述の是正を要求した。この前日には、日本の国会議員3人が独島に近い鬱陵島を訪問しようとして金浦空港に到着したが、韓国政府に入国を拒否されている。  

  韓国外交通商省は2日「韓国は独島に対する領有権を断固行使する。独島の領有権を侵害するあらゆる不当な企てに断固たる対応をする」との談話を発表。さらに現地時間午前11時に在韓日本大使館の政務公使を呼び、防衛白書の内容に遺憾の意を表明した。韓国国防省は同日「日本が独島に対する主権を主張し続けるのなら、韓日に未来志向の軍事関係はあり得ない。独島の主権に挑戦するいかなる企てに対しても、厳しい措置を講じる」と表明した。在韓日本大使館前では同日、韓国の民間団体多数がデモを行い、日本が独島を自国領と記述したことに抗議して日本国旗を燃やすなどした。  

  朝鮮中央通信は2日、「独島を強行占領しようとする日本の企みは朝鮮の主権に対する侵害であり、朝鮮政府として断じて許せない」との論説を発表した。  

  新藤義孝衆院議員ら自民党の議員3人は1日、金浦空港に到着したが、「公共の安全を害する行動を起こす恐れがある」との出入国管理法の規定に基づき、韓国政府に入国を禁止された。3人は同日夜の最後の便で日本へ戻った。

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