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<全人代>王外相「日本は良心を失ってはいけない」
2015年 3月 9日9:27 乛 提供:中国国際放送局日本語放送

 第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が8日に開いた記者会見で、王毅外相は「70年前に日本は戦争に負けたが、70年後の今、再び良心を失ってはいけない」と述べた。

 王外相は「今年は中国人民抗日戦争勝利70周年の年。当時、世界反ファシズム戦争の東における主戦場として、中国は他国のやり方に従い、閲兵式を含め記念行事を行うことは何ら不思議のない、自然な流れだ。その目的は歴史を銘記し、犠牲となった先人たちを偲び、平和を大切にし、未来を切り開くことにある」と強調しました。そのうえで、「すべての関連する国の指導者と国際機関を招待する予定だ。どんな人であろうとも、誠意さえあれば、出席を歓迎する」とした。

 王外相は歴史問題が中日関係に及ぼす影響について、先輩外交官の話を引用し、「加害者がその責任を忘れないことこそ、被害者はかつて受けた傷が癒される可能性がある。これは人と人が付き合う上の道であり、歴史問題に向き合う上での正しい態度でもある」と話した。さらに、「70年前、日本は戦争に負けたが、70年を経た今、日本は再び良心を失ってはいけない。今後も歴史の重みを背負っていくのか、過去を一刀両断し別れを告げるか、日本の選択にかかっている」と話した。

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