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(フォーカスG20) トップインタビュー:包括的なグローバル化は世界経済発展の戦略的方向性となるべきーカザフスタンのナザルバエフ大統領を取材

2016年 9月 3日13:19 提供:新華網日本語

新華網アスタナ9月3日(新華社記者/周良)カザフスタンのナザルバエフ大統領は先日新華社などの中国メディアの合同インタビューに応じた際、20カ国・地域グループ(G20)杭州サミットは世界経済の問題を解決し、G20メンバーのマクロ経済政策について協調し、また世界の金融システムを改革する最も重要なメカニズムとみなされている。世界の地縁政治と世界金融が直面する不確実性が増加しつつあることを考慮し、G 20サミットは世界経済の安定を確保するために、必ず大国を団結させる能力を示さねばならないとの見方を示した。

ナザルバエフ大統領はまた、G20杭州サミットに招待されてたいへん光栄だと表明している。ナザルバエフ大統領は、G20の輪番議長国として、中国はイノベーションや新産業革命、デジタル経済の推進に力を入れており、カザフスタン側は中国側のこのようなやり方を完全に支持すると語った。

ナザルバエフ大統領は次のように見なしている。包括的なグローバル化は世界経済発展の戦略的方向性になるべきだ。世界経済の成長は、全ての国に発展をもたらし、全ての人の福祉を増やすべきだ。このような発展モデルを確立するには、発展途上国の人材資源の建設を充分に重視し、経済成長がもたらした利益を発展と生産、教育や医療衛生に用いるべきだ。ナザルバエフ大統領はまた、外部環境の変化だけに依存するのではなく、全ての国が改革を行う。彼はまた各国がいずれも改革を行い、互いに参考にし合って、一体化により与えられたチャンスをしっかりと利用すれば、世界経済の持続可能な開発に保障を与えるだろうとみなしている。

ナザルバエフ大統領は次のように指摘した。カザフスタンと中国の協力分野が現在絶えず拡大し、双方の協力がすでに経済や金融の全ての分野をカバーしている。双方がすでに個々の協力プロジェクトの実行からシステム的な経済協力の展開へと転換している。これは双方の協力の成果を著しく向上させ、また両国の関連の協力戦略策定に役立つ見通しだ。両国のこのような互恵的な経済貿易協力関係は、他国と地域の協力における模範となる。

(新華社より)