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中日が芸術プロジェクト「東苑戯楼」で調印 北京で初公演

2020年 12月 26日18:40 提供:中国国際放送局

初公演の開始を意味する「銅鑼を鳴らす式」に立つ宋敬武副会長(右3)、福永茂和参事官(左5)、王波会長(左2)、呉若蘭大使(右4)

中国でシルク製品の生産をメインに文化産業にも取り組む大手企業・中絲集団と大手文化芸術企業・華戯文旅が「一帯一路」をテーマに共同で企画し、日本側からは吉本興業が協力する芸術プロジェクト「東苑戯楼」の初公演が25日夜、北京の東苑戯楼で行われました。宋敬武中国人民対外友好協会副会長、福永茂和駐中国日本大使館参事官、王波中絲集団会長、呉若蘭(カロリン・エリザベス・ウィルソン)駐中国英国大使ら国内外のゲスト100人余りが出席しました。

中国舞踊「千手観音」

この公演は中国舞踊「千手観音」の誕生20年記念公演も兼ねており、中国障害者芸術団による「千手観音」や、音楽舞踊詩「私の夢」などの演目が披露されました。舞踊「千手観音」は2004年のアテネパラリンピック閉会式でも披露され、国際社会から「中国を世界に紹介する名刺代わりと言える作品」と称されています。また、この舞踊によって中国障害者芸術団は2007年にユネスコ平和芸術家に認定されています。

「東苑戯楼」プロジェクトに関する中絲集団・華戯文旅・吉本興業3社の提携調印式の日本側の様子(右が岡本社長)

公演は、この日に行われた「東苑戯楼」プロジェクトの中日間のオンライン調印式の後で行われました。日本からオンラインで出席した吉本興業の岡本昭彦社長は「創業108年を迎えた吉本興業は、これまでエンターテイメントの分野で中国と様々な交流をしてきた。今回のような形で日中文化交流を促進できることを喜んでいる。東苑戯楼は中国の無形文化を大切にするとても素敵な場所だ。2025年の大阪万博に向け、中国をはじめ各国の方々と文化交流を促進していきたい。それにより、人と人とのつながりができ、笑顔を伝えられればと思っている」と述べました。

「東苑戯楼」プロジェクトに関する中絲集団・華戯文旅・吉本興業3社の提携調印式の中国側の様子

「東苑戯楼」プロジェクトは今後、日本をはじめ、英、仏、露などでも展開される予定です。(取材:李陽)

音楽舞踊詩「私の夢」

目の不自由な方々による楽器の演奏