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日本語教育に力を 全国大学日本語専攻連盟が北京で発足

2021年 6月 26日17:40 提供:中国国際放送局

全国大学日本語専攻連盟の設立式典

中国の大学における日本語教育のレベルアップを目指す「全国大学日本語専攻連盟」(原語では“全国高校日語専業联盟”。中国語で“高校”は大学などの総称)が24日、中国外文局翻訳専門職資格評価(CATTI)センターと北京第二外国語学院の提唱によって設立されました。同連盟はMTI(翻訳修士学位)などといったハイレベルの翻訳・通訳人材の育成に取り組むということです。

同日の設立式典には全国30余りの大学から90人以上の教員代表が参加し、「中日CATTI国際バージョン」の立ち上げも行われました。

中国外文局前副局長兼総編集長の黄友義教授が式辞

出席した中国外文局前副局長兼総編集長の黄友義教授は式辞で、社会と時代のニーズに適応する実用型翻訳人材を、技能と素養の両面から育成することの重要性を説明しました。

北京大学外国語学院の寧琦院長が式辞

また、北京大学外国語学院の寧琦院長は、新時代における外国語教育では人材の道徳素養を重んじるべきであるとし、国家意識を強化しながら正しい価値観の樹立を導き、国際的な視野を持つ複合型のハイレベル翻訳人材の育成に取り組むよう呼びかけました。

北京第二外国語学院の計金標学長が式辞

北京第二外国語学院の計金標学長は、同連盟の発足が、新しいタイプの翻訳資格検定システムの構築や大学での日本語教育、国際世論の理論研究などのための科学研究基地および実践のプラットフォームとなることに期待を寄せました。

在日本中国大使館の胡志平参事官が式辞

また、日本からオンラインで出席した在日本中国大使館の胡志平参事官は、今年3月に行われた中米ハイレベル対話での双方の通訳の仕事ぶりを取り上げて説明し、「ハイレベルな通訳者は自らの経験や会場の雰囲気を読みながら意思を疎通させ、時には協議の結果を直接左右する」と、その重要性を強調しました。(Lin、謙)