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2021年 4月 16日16:42 提供:東方網 編集者:曹俊
2010年上海万博で、一人3000元の日本の懐石料理を提供した料亭『紫 MURASAKI』を覚えておいでだろうか? ここは日本の調味料の老舗·キッコーマンが出したレストランで、料亭で働いたスタッフの半分以上は上海大学のインターンだった。キッコーマンと上海大学との縁はここから始まる。16日午後、キッコーマンがオンライン講演会を開き、上海大学の教師·学生と食文化の縁を続けた。
当時料亭の担当者を務め、キッコーマン海外管理部部長である深澤晴彦氏
今回のオンライン講演会のテーマは、「10年かけて木を育てるように人を育てる。コロナが蔓延する中で、食事と健康を考えなおす」だ。参加者はキッコーマンが「紫MURASAKI」ファンドを設立して以降、お互いに協力と交流を深めたことを振り返った。
当時料亭の担当者を務め、キッコーマン海外管理部部長である深澤晴彦氏は講演の中で、「キッコーマンは万博で上海大学と結んだ縁を非常に大事にし、上海大学の学生に奨学金、食文化の体験講座、そして日本研修など、多くの学習と交流の機会と提供してきた。今はフェースツーフェースの交流ができないが、ネットでは続いている。われわれは危機においてもチャンスを作り出し、国際協力の新しい分野を切り開き、ファンドと同様、食文化の国際交流という経営理念で一致したい」と述べた。
そして、食の機能と新型コロナにおける食事について紹介し、人間の食事は生命を維持して体にエネルギーと栄養を提供するのみではなく、人と人の交流に架け橋であると強調した。
交流のセッションでは上海大学学生の劉姝婷と周天燁が、上海の麺食と自分の好きな日本料理を紹介した。
上海大学外国語学院日本語学科の張瑩波主任は、10数年来のファンドに感謝の意を表すと同時に、今回のオンライン交流は新型コロナで展開する新しい国際交流の試みだと指摘した。
(編集:曹 俊)