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東日本大震災十周年 駐日中国大使館:災難を前に中日は常に助け合う

2021年 3月 11日17:29 提供:東方網 編集者:範易成

  東日本大震災の発生から10年を迎える11日、駐日中国大使館報道官が談話を発表した。

  談話全文:

  十年前の本日、日本は特大規模の地震と津波に見舞われ,甚大な人的被害および経済的損失を蒙りました。我々は日本政府および国民に心よりお見舞いを申し上げ、亡くなられた方々に深く哀悼の意を捧げ、被災地の復旧と復興に取り組んでおられる各界の方々に崇高なる敬意を払います。

  東日本大震災後、中国の指導者が遭難者の弔問に在中国日本大使館を訪れ、また、被災地の方々を慰問するため、宮城、福島県などを訪問しました。中国政府および国民は被災地へ義援金や救援物資を寄付し、中国の国際救援隊は日本の方々とともに震災救助の第一線で奮闘し、在日華僑華人も震災救助および被災地の復旧復興に積極的に身を投じました。中国側が震災被害の大きい地域で自国民の緊急救助を実施するとき、日本各界の方々から多大なご協力をいただきました。

  同時に、2008年に四川汶川大地震が発生した際に、日本政府および国民が中国側にくださった貴重な支援を我々は忘れておりません。突如襲ってきた新型コロナウイルス感染を前に、中日両国の国民は相互支援をし、感染症との共闘の中で、再び「山川異域 風月同天」という感動的な美談を書き続けました。大きな災難を前に、中日双方は常に助け合い、両国国民の友情が試練あるたびに検証され、より深くなってきました。これこそ中日関係の持続的な前進を継続させてきた貴重な宝物です。

  日本政府および各界の共同努力のもと、被災地の復旧復興が一日も早く実現されることを心より期待し、またそれを信じています。中国側は日本側と各分野の交流と協力をより一層進化させ、リスクと試練にともに立ち向かい、手を携えて、両国関係のよりよい未来を切り開いていきたい所存です。

  災害は無情だが人には感情がある

  中国人作家の于強にとっても、今日は特別な日だ。10年前の地震発生時、千葉県にいた于氏は、帰国後に日本で見て経験したことに基づいて東日本大震災をテーマにした小説『津波にかけた生と死の情』を執筆し、中日両国で出版した。

  小説は于氏が親戚を訪ねるために日本を訪問していた際に被災した時のことや、当時避難所に避難したこと、さらに、避難している人たちの冷静さに感心したこと、20人の中国人研修生を救出し、自らは犠牲になった宮城県牡鹿郡女川町の佐藤水産の佐藤充専務に感動した事などを書きつづっている。特に佐藤専務のエピソードはこの文章の中心的内容で、日本人と中国人の間にある愛を描いている。

  東日本大震災10周年を迎えた11日、于強は「災害は無情だが人には感情がある」という記念の文章を発表した。

  この中で于氏は、「2020年、中国と日本はかつてないコロナウイルスに見舞われたが、両国の人々は助けあい、国を超える愛を表した。地球の秘密を人類はまだ把握できない。地震やウイルスに対して、協力しなければ勝つことは不可能だ。中日両国は友好協力を強化し、相互に助け合い、人類全体の運命のために共に団結して災難を克服し、中日友好関係を絶えず促進すべきだ」と述べている。

(編集:f)