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中日共同制作映画『又見奈良』が19日に中国で上映

2021年 3月 9日16:19 提供:東方網 編集者:王笑陽

 「なら国際映画祭2020」で上映された時には、チケットがすぐに売り切れてしまったほどの人気作、『又見奈良』(日本語題:『再会の奈良』)が、3月19日に中国で上映開始される。

 世界の若手監督が奈良で映画を制作し、これを通して奈良の魅力を世界中に届けようというのが映画制作プロジェクト·NARAtive(ナラティブ)である。このプロジェクト初の正式な中日共同制作映画である『再会の奈良』は、中国人監督·鵬飛(ポンフェイ)が、奈良の御所市などを舞台に撮影した作品だ。物語は中国人の老女が、養女として育てた残留孤児·麗華と再会しようと来日することから始まる。日本に住む残留孤児2世のシャオザーや、ひょんなことから知り合った元警察官の一雄もそれに巻き込まれていく。河瀬直美と賈樟柯(ジャ·ジャンクー)がエグゼクティブプロデューサーを務め、呉彦姝(ウー·ヤンシュ)、英澤(イン·ズー)、國村隼、永瀬正敏、秋山真太郎らが出演している。

 同作は昨年7月に開催された上海国際映画祭でプレミア上映され、その後、11月に開催された東京国際映画祭でも特別上映されて好評を集めた。

 3月7日、中国での正式上映に先立って、鵬飛監督と主演俳優らによる懇談会が上海で開かれた。中国残留孤児の帰国後の生活をリアルに表現しようと、鵬飛監督は奈良で8ヶ月取材したという。「孤児たちの多くは帰国してもなかなか日本社会になじめず、酸菜(白菜の湯漬け)を食べたり京劇を聞くなどの中国で身につけた生活習慣をそのまま保ち続けている」と語った。