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中日韓3カ国の著名書家がオンラインで書道展

2020年7月7日 10:34
 提供:新華網日本語

3日、開幕式であいさつする中国人民対外友好協会の林松添会長(中央)。(北京=新華社記者/薛瑩瑩)

中日韓3カ国の著名書道家によるオンライン書道展「青山一道同担風雨」の開幕式およびオンライン書道会が3日、ビデオ方式で開かれた。中国人民対外友好協会の林松添(りん・しょうてん)会長、日本中国文化交流協会の松浦俊海顧問、韓日文化交流会議の鄭求宗(チョン・グジョン)委員長ら中日韓3カ国の書道芸術家がそれぞれ、中国北京、日本京都、韓国ソウルからオンラインで開幕式に出席した。同書道展は中国人民対外友好協会と中国国家画院、日本中国文化交流協会、韓日文化交流会議、ソウル書芸博物館が共催した。

中国の林氏は開幕式のあいさつで、書道は中国から生まれた芸術で、日韓などアジアの国々に広がり、アジア各国の文化が互いに包摂しながら学び合い、共に発展することを具体的に示すものだと指摘。世界中で今も新型コロナウイルス感染症と闘う人々に、書道展が励ましを届けることを望んでいると述べた。

日本の松浦氏は、今回の感染症は人々の生活を一変させたとし、こうした厳しい状況の中で書道展を開催する目的は、文化の力を通じて人々の心を励ますことにあると表明し、世界が共に難局を乗り切ることへの期待を示した。

韓国の鄭氏は、新型コロナウイルス感染症という未曽有の事態に直面する中、オンライン展示という形式で3カ国の文化・芸術交流を引き続き推進することはより重要な意義があるとし、韓中日3カ国が文化交流を通じて友情を深め、協力を強めていくことを心から願うと述べた。

あいさつの後、3カ国の書道家がそれぞれの場所で筆を執り、ビデオを通じて作品を解説、互いに見守って助け合う深い友情と平和への願いを共同で伝えた。

同展は9月30日まで人民網のサイト(http://j.people.com.cn/206603/416164/index.html)上で開催され、中日韓3カ国の著名書道家92人の作品108点が展示される。(記者/陳雨寧、薛瑩瑩)