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日本人監督·竹内亮の『お久しぶりです、武漢』が中国で大好評

2020年 6月 28日14:36 提供:東方網 編集者:王笑陽

 「5月末に全市民1000万人を対象にPCR検査を行った武漢は、その後、どうなっているのか?私たちは今回、十人の生活に密着し、武漢の今を描いた……」

 中国南京市に住む日本人の竹内亮監督は、ドキュメンタリーの制作のため、6月上旬に武漢へ向かった。そして6月26日に、十人の武漢人に密着した『お久しぶりです、武漢(中国語名:好久不见,武汉)』をネットに公開。ドキュメンタリーはわずか1日の再生回数が1000万回を突破し、大きな話題となっている。

 竹内監督によれば、新型コロナウイルス感染への配慮から、この撮影計画は一部のスタッフと日本の友人から反対されたそうである。しかし、中国に住む外国人であり、同時にドキュメンタリーの監督でもある者としては、「武漢のドキュメンタリーを撮影し、世界に本当の武漢をどうしても紹介したかった」という。

 制作に当たっては、まず5月に中国のSNSサイト·Weiboを通じて撮影対象を募集。すると百人以上の武漢人から応募があり、監督はこの中から十人を選んで、6月1日に武漢に向かった。同行のカメラマンやディレクターも、武漢へ出張することを家族に言わなかったそうだ。

 取材に応じた人々には、中国で最初に新型コロナの集団感染が起きた華南海鮮市場から食材を仕入れていた居酒屋の店主、新型コロナの影響で店を閉めたアート教室の創業者、世界基準の医療用マスクや防護服を作った会社のスタッフ、新型コロナ治療の最前線で戦った看護師などがいる。

 ドキュメンタリーは中国で公開されると、すぐに好評を博した。6月28日現在、Weiboでの再生回数は1450万回に達し、ウィチャットなどでも多くの人々にシェアされている。ドキュメンタリーは中国のWeibo、動画サイト「騰訊視頻」のほか、YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=N4ABOJ1y5iM&feature=youtu.be日本語字幕付き)でも見ることができる。

 竹内亮監督は『お久しぶりです、武漢』の前に、南京市の新型コロナ感染対策を紹介したドキュメンタリー『新規感染者ゼロの街』を撮影したことで多くの中国人に知られるようになった。南京市政府から、南京市に貢献した外国人に贈る「金陵友誼奨」も授与されている。