PC端末|中国語|English

中日

上海の民間企業·海日エンターテインメントが日本の芸能界に3.6万枚のマスクを寄付

2020年4月29日 15:40
 提供:東方網 編集者:曹俊

 現在日本では新型コロナ患者数が増えているが、この状況を受けて上海の民間企業である海日エンターテインメントが、日本に3.6万枚のマスクを寄付した。


 同社の庄磊総裁は中日両方の芸能界で幅広く活躍している人物だ。中国で新型コロナが流行している期間は日本で仕事をしていたが、武漢封鎖の情報を耳にすると、状況の厳しさを考えて、社員の健康を守ることを第一に考え、マスクを探していたが、しかし当時、すでに日本ではマスクを手に入れることが難しくなっていた。庄氏が困っているのを知った前の上司である佐々氏や、名古屋の顧問である神谷氏、清水氏はそれぞれ花粉症対策としての備蓄マスクを集めて、30箱1800枚を送ってくれた。

 現在、日本では感染者数が1万3千人を超えている。有名なタレントの志村健も新型肺炎で亡くなった。庄総裁はこのような状況においては、エンタテインメントの撮影にしろ番組の収録にしろ、芸能界は他の業界よりもっと厳しい状況に置かれていると考え、前回の恩返しをしようと日本にマスクを寄付することを決めた。

 庄総裁は中国国内の工場でマスクを調達すると、日本の芸能事務所や映画·ドラマ·レコードなどの会社、芸能人及び原作者などに、3万6千枚のマスクを寄付した。そして「ウィルスと共存する意識と危機感を持てば、ウィルスとの戦いに勝つ可能性がある。会社の資源を利用して、関係物資を必要な人の手に送ることを続けたい」と語った。

 マスクが日本に届くと、このマスクがどこから来たのかを知った人々から感謝の気持ちが次々と届いた。庄氏は、これからもできるだけのことをやって、中日友好に力を入れたい、と考えている。

 庄磊氏は日本に30年間滞在し、音楽プロデューサーやアーティストマネージャーとして活躍してきた。中国でも日本のアーティストのコンサートやファンミーティングを多数企画してきた。たとえば、コブクロアジアツアー、AKB48のメンバーの柏木由紀ソロアジアツアー、小室哲哉中国音楽の旅·ピアノコンサート、ももいろクローバーZアジアツアー、NMB48アジアツアーなど。また2003年には、初代の女子十二楽坊A&R、マネージャーとしても活躍し、日本ではアルバム500万枚の販売実績という奇跡を成し遂げた。これ以外にも、日清食品(中国)、ハウス食品(中国)、スバル自動車(中国)のCM監督や、日本鹿児島県の観光PR映像のジェネラル·プロデューサーをも務めていた。

 (編集:曹 俊)

関連記事